整形?したら良いじゃない!百田尚樹「モンスター」を読んで思う整形について


一気読みでした
百田尚樹の小説は数日前に「夢を売る男」を読んで、とても読み易かったのでこちらも読んでみました
選んだ理由はなんとなく
背表紙だけで目に入ったのをサッとワイルドに取ってやりましたよ
そしてこちらもとても読み易かったです
東野圭吾並に読み易い
プロローグの1ページ目からスラスラ読めちゃうから東野圭吾以上に読み易いのかも

ちょいあらすじ
田舎町に舞い降りた絶世の美女、誰もが目を奪われる彼女の正体はかつてその田舎町中に名を馳せた醜い顔のバケモノと呼ばれた女性だった
完璧な顔を手に入れ彼女が再び田舎町に戻ってきた目的とは!?

っておはなし
面白かったから読んでない人は是非!

読んでいて、未帆(主人公)がどんどん綺麗になっていく過程がRPGでどんどん強くなっていく主人公のようでワクワクしました
次はどこやるんだ!?周りの反応はどうなる!?みたいな

最後まで読んで色々思う所や未帆が何を思っていたのかや、男の行動についてやいやい語りたい願望はあるけど、今回は本の感想ってより、読んで感じた整形について書いていこうかと

整形について思う事


とりあえず、整形で前向きになれるならやった方が良いんじゃね?的な考え方を持った
変わったんじゃなくて、持った
てのも、元々整形に対して何ら思う所はなくてやりたい人はやったら良いじゃん程度でした

でも、悩んでる人がいたら背中押すくらいの気持ちと考え方を持てました

「親から貰った大事な体を―」
的な言い易くて口にするとそれらしい事言ってる気分になれる言葉があるけど、
整形で親から貰った大事な体をもっと好きになれるんなら、やったら良いよ

作中でも触れられていたけど、心が原因で自分を変えたい人は何度整形しても納得できずに何度も何度も整形を繰り返すみたいで、そんな人はマンガで分かる心療内科にGOだよ

でも、顔の造形が原因で気になっている様な場合は最強の特効薬だと思う
自分に自信が無くて、それが見た目に起因しているなら尚更!

私の身近なプチ整形のお話


ほくろの話なので、プチってつけちゃいました
大学生の時に、頬に500円玉サイズのほくろがある友達がいて
彼は2年の夏休みにそのほくろを手術で取ったんですね
学部も学科もサークルも同じでほぼ毎日会っていて、僕と同じように彼と毎日顔を合わせる友達が他に7人くらいいたんですけど

彼がほくろを取った事に気付いた人が一人も居ませんでした(笑)

4年生の時に、我慢できなくなったのか本人が言い出すまで誰も気づかなかったんです
言われて気づくどころか
「え?あったっけ!?」
との反応が…
そして気になって1年生の時の写真を見返す始末
本人にとってはかなり大きな変化だった様で、「なんで気付かないんよ!」と、「誰も言ってこないからさぁ」って非難と感心の混ざった様なツッコミをしていました

当時、私たちがあまりお互いの外見を気にしてなかった(他に楽しい事あり過ぎた)のも有るかもしれませんが、案外整形した後の周りの反応ってこんなもんなんじゃないかなぁって
取った事をカミングアウトした彼に、取った理由とか誰も聞きませんでした
むしろ、今まで気づかなかった自分たちにアハ体験的な面白さで馬鹿話してたと思います

周りはそんな気にしてない


そう、本人にとってはとても気になる顔の一部でも、周りにとってはそんな大したことじゃない

こんな事書くと、

自身が思ってるほど周りは気にしてないんだから、整形なんかしなくて良いよ!
気にしてるのは自分だけなんだから!
誰もお前の顔なんか見てねぇよ!

って展開を書きそうですね(笑)

でもさ、誰も気づかないのってむしろ大いに結構じゃない
フルハウスで、メイクを初めてしたDJにダニーが言ってましたよ

「化粧でお前の顔が見えないんだよ」

あ、これじゃない

フルハウスで、メイクを初めてしたDJにレベッカが言ってましたよ

「上手なメイクは人にばれないものなの」

ってね!

それに、「誰もお前の顔なんか見てねぇよ!」も何も、自分自身が一番見ていて気にしているんだから、自分の為にするべきだよ

ただ、
「周りは全然気にしてないんだよ」
で全然納得出来ちゃう人は別にしなくて良いと思う

整形するきっかけ


では整形するしないの決まり手って何なのかな?って考えてみました

作中で未帆が初めて整形したのは一重を二重にする施術でした
その価格、8万4千円
これを読んで私は
「うわっ高…」
って思いましたが、未帆は違いました
「たったの8万4千円。生まれつきの二重瞼の人と同じになる手術が、そんな値段でできるのか」
と感じていました

整形をする目安ってここなんじゃないかなって思います
費用が安いと思うか高いと思うか

こういうものの価値観って収入も勿論関係すると思うけど、一番は判断基準がどこにあるかって事だと思います
自身にとってその商品、例えば二重瞼の価値が高ければ高い程、係る費用が安く感じる

逆のパターンだとsteamで大作ゲームを安く買い始めると、今まで普通に買っていた家庭用ゲームが高く感じて買わなくなってくみたいな
…あれ?なんか違うか(∵`)

毎日鏡で自分の顔を見るたびに、そこが気になって仕方が無いところがある人にとっては、未帆の様に安いと感じるのでしょう

だから、
「周りが気にしなくても自分が気になるんだ!」
「安い!長年の悩みが消える!」
と思ったなら、やっても良いんじゃないかな

少なくとも、周りの人がブレーキをかけるよう講釈を垂れる様な事じゃないんだなって思いました

私は、自分の顔のここを整形したいって所は特に無いから、整形費用は読んでいて高い!って思ったけど、
よくよく考えてみれば、私にとって育毛増毛に関してこんなに安く毛が増やせるのか!と思っている薬も人によっては高く感じるでしょうしね

というか、頭髪の量が気になって顔の造形に目がいかないだけかもだけどね


…うるせぇよo(;△;)o


以下、ちょい長いおまけ

この本のあとがきが中村うさぎさんでした


↑本を開いて最初の目次で「解説:中村うさぎ」で笑った(笑)
そうか!整形ものだからか!

中村うさぎさん面白いですよね
当時、HDDレコーダーを買ったばかりで、色んな番組を録画しては消してを繰り返している中で、
たまたま録画した東京MXの5時に夢中水曜日を見ていると

「公園のベンチの穴にイチモツを入れていた男を逮捕」

っていう記事を取り扱っていました
もうこの時点でなんだこの番組(笑)って感じですが、

MCのふかわりょうが
ベンチにアソコを入れて楽しんでいた男について
「どうなんでしょう、うさぎさん」
と、コメントを求めると

「博愛主義者なんじゃない?」

の一言

これ見た瞬間に月から金まで録画して全て見る事を決意しました
残念ながら中村うさぎさんが途中で番組からいなくなってしまい、そのあたりから段々自分に合わなくなってきて今は見ていませんが、とても面白い番組でした

今でもyoutubeとかにうさぎさんが出てる頃のゴジムあるんじゃないかな
博愛主義者の回あったら見て欲しい
(↑いつの回か分からん…bdもいっぱいあって見つけられん…)

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